設立趣意
私たちは岡山を発祥の地とする郷土芸能備中神楽が幾久しく継承していくことを願い、岡山経済界の皆様のご協力・賛同の下、この文化を広めるための活動をするための枠組みとして、この団体を立ち上げました。地域の文化や歴史を大切に次世代に繋いでいく仲間として賛同頂ければ幸いです。
背景
備中神楽は備中地方に伝わる伝統芸能で、古くは荒神神楽(こうじんかぐら)と呼ばれ、荒神様の魂を鎮め、各地域の安寧を祈るために行われたものでした。江戸時代末期に高梁市成羽町出身の国学者 西林 国橋(にしばやし こっきょう)が、日本書紀や古事記の神話をもとに芸能的要素の強い神代神楽(じんだいかぐら)を創り、これが人々の間で人気を呼びました。
備中神楽は、昭和54年(西暦1974年)に国指定重要無形民俗文化財に指定されました。
地域密着型の伝統芸能として存続していた備中神楽ですが、わが国全体として起こっている現象として、地方から都市に若者が流出、核家族化、男女平等や単身赴任型の働き方、など様々な就労、および家族の在り方の変化などの理由により、少子高齢化に歯止めがきかず、備中神楽を伝承する地域の人口が減るに伴い、お祭りも減り、備中神楽を目にする機会も減少傾向にあります。
2020年に発生したコロナ禍がさらに追い打ちをかけました。
現在、回復の兆しは見えてきているものの、郷土芸能である備中神楽を継承していくために必要な「舞う機会」「舞い手」「受け手(鑑賞者・支援者)」の減少という問題は変わらぬまま、このまま推移すると神楽を舞う後継者がいなくなり、最終的には世の中から消えていく可能性があります。
また、地域資源としての観点から述べさせていただくと、今後インバウンドとして外国人観光客の増加が期待される中、その地域でした体験できないローカルコンテンツの重要性が増しています。
岩手県の鬼剣舞(おにけんばい)、島根県の石見神楽(いわみかぐら)、宮崎健の高千穂神楽(たかちほかぐら)、広島県の定期神楽公演などのように、備中神楽も岡山県の観光資源として活用することが地域色を活かした地域振興に繋がると考えます。
文化資源であり、地域資源としての考え方は決して相反するものではなく、その時代に合った継承の仕方を新たな仲間も入れて考えるタイミングに来ていると思います。
活動の目標
地域の各分野からの協力を得て、地域資源として備中神楽を振興する。
活動内容
1)定期的な備中神楽を舞う場所としての*「備中神楽ナイト」を開催する。
2)HP内で情報発信をする。
3)備中神楽の存在をより多くの方に知ってもらうためにPRマーケティング活動を行う。
4)日本全国の神楽に関わる団体や活動する人々とのネットワークを構築し、情報交換を行う。
5)神楽の研究者や、神楽にまつわる面や衣装等についてのワークショップを企画・開催する。
*「備中神楽ナイト」とは、神楽の舞いを、飲食付きで楽しく鑑賞するイベントの呼称としてのイベントの名前です。
団体概要
名称:任意団体 備中神楽を広めよう!
代表:澤田 友紀(さわだ ゆき)
MAIL: kagurafukyu@gmail.com
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